大学を卒業して、東京に出て、ずっと憧れてた航空会社の世界に入りました。
社会人になって「仕事」というものが人生のどういう立ち位置なのか、働き始めてから痛感した部分も沢山ありました。
エアラインは厳しい世界だったのでしんどいことも自分には理解できない事も山ほどありました。
そんな中でもすごく仲良しの同期ができて、シフトも殆ど一緒だったので、いつも3人で寄り道して帰ったり、一緒にハワイに行ったり沖縄に行ったり。
仕事も少しずつ楽しくなってきたかも。
先輩や上司にはいつまでも慣れないけどちょっとは仕事しやすくなってきたかも。
週末は大学時代のバイトで一緒だったりょうかさんと遊びに行くのがそれはもう楽しくて、大好きなHipHopの箱で飲みながらパンチラインかませて笑いまくって、あー黒人ってなんでかっこいいんだろうねっていつも言って、笑っていました。
就きたかった職業に就いて、東京の街で楽しく過ごしてて、別に何不自由なかった。(金はとにかく無かったよ。)
この楽しい時間を捨てるのは惜しいような気も何度もした。
親友とも離れてしまう。
家族にも寂しい思いをさせてしまう。
でもあの時、それでも私は海外に行く事を変えられなかった。
理由は2つだった。
1つは英語。
自分の英語力が嫌だった。英語を使う仕事がしたいなんて理由もあって入った会社。いざ実践となると、自分の英語力の無さを身に染みて痛感した。
留学経験もなく、帰国子女の先輩を横目に、このままでいいのかなと思い始めた。
この先自分のキャリアをどうしていこう
そう考え始めた社会人2年目。
英語が話せないという事で自分の選択肢が限られているように感じた。
日本で、日本の会社で働いていく選択肢。英語ができれば、日本でも海外でもどの国でも働いていける。
この自分の「持ち札」が限られている未来像が嫌だった。
これはこの先、生きて行く上で大きく占める気がして、自分の未来のためにこれは絶対に解消してやろうと、と強く思ったのがありました。
もう1つは説明が難しいのだが、それを後押しした、感覚。
当時私はJALをメインに、BritishAirwaysとQantasAirwaysのサブ配属となった。外資のクルーと仕事をするようになって、
なんだろう、漠然と、
自分の居場所(自分のアイデンティティ)はここにあるんだ
という宙に浮いて吸い込まれるような感覚を覚えた。
自分自身のアイデンティティを見つけるって、生きていて、心の芯というか、私たち人間にとって重要な心の要素だと思います。
自分がどういう人間かを知りたい、理解したい、自分の居るべき場所を知りたい
と、
人はどこかで願っているのかもしれません。
たまに、海外に住みたかったの?とか海外に憧れていたの?って聞く人(日本にいる人)に会うんだけど、(そもそも憧れってなんだ、ってツッコミたくなるけど。)
ドアが閉まって違う国に帰っていく飛行機を見て、(Because it’s a return flight. 外資の便なので所謂戻り便にあたる)
ぼーっと、
私はこの人達と住む人間なんだー
と漠然とそう思ったんです。
人は生まれてから色々な物に出会い、色々な要素で人格が形成されていく。何がどう化学反応を起こして私が海外に吸い込まれていったのかみんなは理由を付けたくなるかもしれないけど、
I just feel I’m supposed to be here.
という言葉がそれ以上にない、私の言葉でした。
20代折り返したところで決めた海外留学(転職)・移住は、当時は重い決断に感じました。今思えばあの頃なんて超若いやん!!って思うけど、当時、社会人になって周りのみんながそのまま進んでいく中、何を掴めるかもわからない、遅ればせながらこの歳でこんな決断をしていいのかなと、あの時は悩みました。
でも
Here I am.
掴みたいものは掴めます。
離れることで犠牲にした物もあると思いますが、
自分の人格形成を深める貴重な20代を、こうして海外で挑戦できてよかったなと今は振り返ります。
とにかく最近は、なんでこんな遠い所しかないの??!!って気持ちにすごくなってます…。
もっと日本の近くで暮らせたらいいのに。
飛行時間3時間くらいの。ない。どこにもない。
この西海岸(中でもSeattle・Vancouver)が最短なのよ。LAとかSan Franciscoはさらに+1時間フライト。まあ同じか。Londonなんて15時間!オーストラリアやニュージーランドも地図的に近く見えがちだけどあれ遠い。西海岸と大体距離は同じ位。
ちなみに日本に帰りたいなと思う気持ちも今はあります。でもイメージが全く湧かなくて困っている。。
社会人留学・海外転職目指している方、私が成功のカギを書いていきます!
英語の勉強にもなるように、基本記事には英語学習要素を散りばめるようにしています。
また勉強法の紹介など、英語学習について書く記事も沢山予定しているのでよろしくです。
It’s your turn next.
Make your path straight!
Amy